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2024.04.25

名古屋ファクトリー

令和6年4月25日 本日のFACTORY プリウス 修理

50系プリウス 修理です。

メーターに「冷却性能異常」と表示がされるとのことで入庫しました。

車輌側コンピュータにて、異常が見つかっているということは診断機(テスター)を当てれば原因追求まで近道が出来ます。

テスターに表示されていたのは、電動ウォーターポンプ過回転。
水路切替弁(開)固着。

ですが、昨年この車輌はウォーターポンプを交換しています。
なので1年経たずして故障とはあまり考えにくいです。

しかし冷却水タンクの中の冷却水の動き方がおかしい。明らかに正常ではない動きをしていました。減り方も、増え方も。

急にタンクがパンパンになったかと思えば、スッカラカンになります。

試運転をしてみても冷却水性能異常という表示を1回も確認出来ませんでした。

これについては車屋さんあるあるだと思います。

試運転で感じたのは出だしが進みにくいのと明らかに燃費が悪すぎることです。

これに関してはタイヤが偏摩耗していてタイヤ交換もお願いされていたので、タイヤが原因かなと思っていました。

エンジン周りを見てみても冷却水漏れがある訳でもないですし、もちろんテスターにてウォーターポンプ、切替弁の動作確認をし、正常に動作しているのも確認できました。

正直、頭を抱えました。

ここで、ある違和感に気が付きました。

冷却水が漏れている訳でもないのに、たまに微かな冷却水の匂いが感じ取れました。

何度も確認してもエンジン周りからは全く漏れていません。

何気なしに地面を見てみると。

こんなことになっていました。

冷却水が地面に零れていました。

ですが、エンジン周りからの水漏れが無いことは何度も確認しました。

でも冷却水がポタポタと落ちてくるんです。

冷却水の水溜まりの上を見上げると。

マフラーです。

マフラーから排気ガスと共に冷却水が出てきてるんです。

これには正直初めて見たので驚きました。


結論を言いますと、プリウスなどのハイブリッド車はエンジンが常にかかっている訳では無いので冷却水温度がなかなか上昇しません。

そのためマフラーの内部に1回冷却水の配管を通すことで冷却水温度を上昇させています。

そのマフラーの中の配管から水漏れを起こし、マフラー内部に冷却水が溜まっていました。

フロント側からリア側まで4リットル近くの冷却水が出てきました。

冒頭に出だしが進みにくいと感じた原因も冷却水がマフラー内部に溜まったことにより排気効率が極端に落ち、エンジン性能が万全でなかった事が原因で燃費も落ちたのだと思います。

マフラーとタイヤを交換し、試運転したら出だしも良くなり、冷却水タンクの異常もなくなり作業完了となりました。

こういった故障探求が終わり、車輌が直った時の快感は気持ちがいいですね。

これでまたひとつ経験と知識が増えたことも嬉しいですし、なによりお客様へ無事にご返却出来たことが嬉しく思います。






 
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